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お知らせ
長野赤十字病院とコンサルティング契約を締結(2024.9)
新病院建設における感染症対策について包括的にコンサルティングを実施
一般社団法人パンデミックレディ・コンソーシアムは、長野赤十字病院とコンサルティング契約を締結いたしました。感染症に強い社会づくりを目指す、一般社団法人パンデミックレディ・コンソーシアム(東京都中央区 / 代表理事:堀 賢)は、この度、日本赤十字社・長野赤十字病院(長野市、院長:和田秀一)が新病院への建替を行うにあたり、感染症対策面でのコンサルティングを実施する契約を締結いたしました。
このコンサルティング契約は、感染症に強い病院を建設するために、基本設計の段階から病院施設の施設、設備に加え、運用の面から包括的なアドバイスを実施するものです。具体的には基本設計、実施設計のフェイズ毎に、感染経路ごとに、施設、設備、運用の面から感染症のリスクを評価し、設計事務所と施主側へ助言することで、建築の設計へと反映させていきます。
令和6年6月より令和8年までの設計期間(予定)においてコンサルティングを実施し、竣工時点でのパンデミックレディ認証の取得を目指して参ります。
[コンサルティング実施内容]
- 当該病院に必要な機能に関して、その運営方法と物流・作業動線のアドバイス、諸室の安全かつ機能的な配置計画案の策定支援
- 各機能(検査、診断、手術、救急、ICU・HCU、看護、滅菌、供給、保管等)における必要要件の整理とアドバイス
- 当該施設の想定物流動線およびそれに必要とされる装置や備品のアドバイス
- 感染経路別にiRAT*による、運用面のアドバイス・建物および設備仕様と備品の想定、
- 上記に基づく病院内各部門、設計事務所との連携による情報整理とコンセンサスの醸成
- および、それらの議論に関する記録内容のチェックおよび助言等々
以上を基本設計時、実施設計時に実施
*iRAT: Infection Risk Assessment パンデミックレディ・コンソーシアムが使用権を有するアセスメントツール
一般社団法人パンデミックレディ・コンソーシアムは本契約を皮切りに、新病院建設時、既存建物を問わず、感染症に強い病院への変革と普及を進め、感染症に強い社会の実現に貢献して参ります。